検査項目名称 | HBc抗体/PHA (HBc抗体半定量) |
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コード | 00748 |
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統一コード | 5F018-1430-023-103 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 3~4 |
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検査方法 | PHA法 |
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基準値 | 64倍未満 |
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実施料 / 判断料 | 130 判免 ※ |
高値 | ■B型肝炎 |
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低値 | |
解説 | HBc抗体は、HBVの中心(芯)にあるHBc抗原に対する抗体であり、感染性抗体である。HBc抗体は感染初期からHBs抗原が陰性となった後も長い年月にわたり血中に検出される。 従来RIA法測定時代にHBc抗体の力価判定がキャリア鑑別に用いられ、本PHA法でも抗体価の高低は目安がつく。しかし、このHBc抗体価によるキャリア鑑別法はRIA法当時から正確なものではなく、現在では行われなくなりつつある。HBc抗体の意義は、現在または過去のHBV感染の存在を最も高率に知ることが出来る点であり、現在は主にCLIA法により測定されている。 HBVは、一過性肝炎でHBs抗原が陰性化、HBs抗体陽性となった臨床上の治癒後も肝臓内では中間複製体(cccDNA)の形で潜伏している。HBVの芯をなすHBc抗原に対するHBc抗体が陽性であることは、肝臓内にはウイルスが潜んでいることを示しており、移植あるいは化学療法や免疫抑制療法などの免疫能が低下する患者においては再活性化する恐れがある。これら患者では、HBs抗体陽性者とともに再活性化のリスクを有する群として扱う。 |
※HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体半定量・定量 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前に各検査を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。
※HBc抗体半定量・定量とHBc-lgM抗体 同時に測定した場合は、一方の所定点数のみを算定する。
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