検査項目名称 | フィブリノゲン定量 (Fib定量) |
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コード | 00336 |
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統一コード | 2B100-0000-022-311 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | トロンビン法 |
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基準値 | 170~410 mg/dL |
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実施料 / 判断料 | 23 判血 |
高値 | ■急性感染症* ■悪性腫瘍* ■ショック* ■脳血栓* ■急性心筋梗塞* ■糖尿病* ■ネフローゼ症候群* ■医原性(経口避妊薬長期連用、ヘパリン投与中止後、クリオプレチピテート投与中、凍結血漿の大量輸液など) ■妊婦(Ⅰ期~Ⅱ期でも平均で400mg/dl前後、Ⅲ期で400~600m/dlに増加) *一般にフィブリノーゲンが700m/dl以上になると血栓傾向出現 |
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低値 | ■DIC(急激にフィブリノーゲンが減少) ■肝障害(フィブリノーゲンは肝でのみ合成される。フィブリノーゲンが60m/dl以下になると明らかに凝固時間が延長し、出血傾向が出現してくる) ■巨大血栓症 ■線溶亢進時 ■大量出血 ■先天性/低フィブリノーゲン症 |
解説 | フィブリノーゲン(Fib)は肝で産生される分子量約34万の糖蛋白で、その生体内半減期は3~4日といわれている。 トロンビンの作用によりフィブリンに転換し血栓生成の止血機構の中心的役割を担う。 フィブリノーゲン(Fib)は出血傾向あるいは血栓傾向のスクリーニング検査として有用である。 DIC診断のための基本検査は、フィブリノーゲン、FDP、血小板数、プロトロンビン時間(PT)の4検査であり、 DICを疑う場合には必須の検査である。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
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