検査項目名称 | FDP(線維素分解産物)定量 (フィブリン・フィブリノゲン分解産物定量) |
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コード | 00338 |
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統一コード | 2B120-0000-022-062 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | ラテックス凝集法 |
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基準値 | 5以下 μg/mL |
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実施料 / 判断料 | 80 判血 |
高値 | ■DIC ■老人敗血症 ■急性白血病(とくに前骨髄性白血病) ■血栓性血小板減小性紫斑病 ■胎盤早期剥離 ■各種悪性腫瘍(とくに胆道系、尿路系、前立腺各腫瘍) ■肝疾患(とくに劇症肝炎) ■悪性リンパ腫・骨髄腫 ■移植臓器の拒絶反応 |
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低値 | |
解説 | FDPは線溶亢進状態の把握に用いられる検査であり、DICや血栓症の診断時に有用である。 FDPとは広義にはfibrin/fibrinogen degradation productsの略であるが、その主要な産物は安定化フィブリンの線溶(二次線溶)によって生ずる分解産物である。これに対し、フィブリノーゲンの線溶(一次線溶)による分解産物をFgDPと略すこともある。フィブリノーゲン、安定化フィブリンは、プラスミンの作用によって最終的にはD-Dダイマー、Dモノマー、E分画を生じ、これらを広義のFDPと称している。 DICの基本検査は、前述したようにフィブリノーゲン、FDP、血小板数、プロトロンビン時間の4項目であるが、1988年、厚生省のDIC診断基準が改定され、診断のための補助的検査として可溶性フィブリンモノマー、D-Dダイマー、TAT(トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体)、プラスミン・α2-プラスミンインヒビター複合体の4項目が追加された。基本検査などによってDICが疑われるときには、この4つの検査を施行することが大切である。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
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