検査項目名称 | Dダイマー | |||
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コード | 03002 |
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統一コード | 2B140-0000-022-062 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | ラテックス凝集法 |
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基準値 | 1.0以下 μg/mL |
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実施料 / 判断料 | 127 判血 |
高値 | ■DIC ■血栓症 ■抗凝固療法時 ■妊娠 ■手術後 |
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低値 | |
解説 | D-Dダイマーはフィブリンがプラスミンによって分解される際の分解産物であり、2次性線溶の亢進により増加し DICや血栓症の診断時に有用な検査である。また、抗凝固療法においての経過観察にも用いられる。 FDPとは広義にはfibrin/fibrinogen degradation productsの略であるが、その主要な産物は安定化フィブリンの線溶(二次線溶)によって生ずる分解産物である。これに対し、フィブリノーゲンの線溶(一次線溶)による分解産物をFgDPと略すこともある。 スクリーニングテストとして広く使用されてきたラテックス凝集法によるFDPの測定は、抗D分画抗血清と抗E分画抗血清を用いているので、一次、二次線溶を含めた広義のFDPを測定している。これに対してD分画(Dモノマー+D-Dダイマー)のみ、あるいはD-Dダイマーのみを測定する方法が利用できるようになった。この場合、抗血清や標準物質の差により、基準値が著しく違ってくることに注意する。 FDPとD-Dダイマーの選択DICの基本検査は、フィブリノーゲン、FDP、血小板数、プロトロンビン時間の4項目であるが、1988年、厚生省のDIC診断基準が改定され、診断のための補助的検査として可溶性フィブリンモノマー、D-Dダイマー、TAT(トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体)、プラスミン・α2-プラスミンインヒビター複合体の4項目が追加された。基本検査などによってDICが疑われるときには、この4つの検査を施行することが大切である。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
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