検査項目名称 | プロテインS活性 | |||
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コード | 12961 |
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統一コード | 2B710-0000-022-311 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
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所要日数 | 2~5 |
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検査方法 | PT凝固時間法 |
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基準値 | 63.5~149.0 % |
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実施料 / 判断料 | 163 判血 |
高値 | |
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低値 | ■先天性プロテインS欠損症 ■DIC ■肝障害 ■ビタミンK欠乏症 |
解説 | プロテインS(PS)は肝臓で産生される血液凝固制御に関連する蛋白で、プロテインC(PC)の補酵素として働き、PCによる活性化第Ⅴ因子や活性化第Ⅷ因子の不活性化を促進するコファクター活性を持つ。PSは血中では60%が結合蛋白と結合し活性を持たない形で存在し、残り40%が活性型の遊離PSとして存在している。 先天性PS欠損症は、常染色体優性の遺伝形式をとり、発症頻度は1~2%と推定され、静脈血栓塞栓症患者の約20%近くでPS欠損症が確認される。 先天性PS欠損症は、本活性と遊離型抗原(弊社コード7492)によって、Ⅰ型の産生異常とⅡ型の分子異常に分類される。 Ⅰ型はPS活性、遊離抗原量ともに低下し、Ⅱ型はPS活性は低下するが、遊離抗原量は正常であることで鑑別が可能である。なお、活性低下とともにPS抗原のうち遊離抗原量は低下、総抗原量が正常例をⅢ型に分類してきたが、PSの測定精度に起因するもので現在Ⅲ型の存在は否定的と見られている。 わが国では日本人特有のPS分子の遺伝子多型であるPS徳島変異が高頻度に存在し、静脈血栓塞栓症のリスク因子として知られている。PS徳島は抗原量に比べて活性が低下するⅡ型欠損症に分類されるが、ヘテロ接合体保因者は活性の低下が顕著ではなく、また現在のPS活性測定が凝固時間測定法を用いているため、抗凝固薬や凝固因子、凝固因子インヒビター等の影響を受けることから診断には注意が必要である。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
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