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一般検査

検査項目名称 色調
コード 00252
統一コード 1Z210-0000-054-908
検体必要量(mL)容器 / 保存
十二指腸液(胆汁) 1.0
S-S
採取条件・提出条件 / 備考 A胆汁…………胆管胆汁
B胆汁…………胆のう胆汁
C胆汁…………肝胆汁
所要日数 2~3
検査方法 目視判定
基準値 A・C胆汁:黄色
B胆汁:褐色(参考色調)
実施料 / 判断料 55 判尿

容器画像

コンペンジウム

高値
低値
解説 胆汁は肝・胆のうから分泌される消化液であるが、十二指腸に至るまでに総胆管と膵管とが合流するため、胆汁と膵液、十二指腸液を分けて採取することは困難である。
肝から肝胆汁として一日に500mL~1000mL程度分泌されるが、大部分は胆のうに入って約5~10倍濃縮・貯留されて、食餌等の刺激により十二指腸に排出される(胆のう胆汁)。胆のうに入らなかった分はそのまま総胆管に流入し、十二指腸に排出される(胆管胆汁)。
十二指腸ゾンデを用いて25%硫酸マグネシウムによる刺激試験を行う場合、刺激前に採取されるのは総胆管に入っている肝胆汁(胆管胆汁:A胆汁)で、A胆汁の排出を確認後、25%硫酸マグネシウムを注入すると胆のう胆汁(B胆汁)が排出される。B胆汁が排出された後、続いて肝胆汁(胆管胆汁:C胆汁)が排出される
A胆汁・C胆汁は薄黄色の色調で液量はA胆汁は数~30mL、C胆汁は30~200mL、B胆汁は濃褐色で30~50mL程度とされる。
B胆汁の色調が緑色や黒色が強く出る場合、細菌感染、胆石性胆のう炎などが疑われる。膿性の場合は胆のう膿瘍、血性胆汁は胆のう癌などの悪性腫瘍を疑う。

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