検査項目名称 | 胆砂 | |||
---|---|---|---|---|
コード | 00255 |
|||
統一コード | 1Z220-0000-054-920 |
|||
検体必要量(mL)容器 / 保存 |
|
|||
採取条件・提出条件 / 備考 | A胆汁…………胆管胆汁 B胆汁…………胆のう胆汁 C胆汁…………肝胆汁 |
|||
所要日数 | 2~3 |
|||
検査方法 | 鏡検法 |
|||
基準値 | (-) |
|||
実施料 / 判断料 | 55 判尿 |
高値 | |
---|---|
低値 | |
解説 | 胆汁は肝・胆のうから分泌される消化液であるが、十二指腸に至るまでに総胆管と膵管とが合流するため、胆汁と膵液、十二指腸液を分けて採取することは困難である。 肝から肝胆汁として一日に500mL~1000mL程度分泌されるが、大部分は胆のうに入って約5~10倍濃縮・貯留されて、食餌等の刺激により十二指腸に排出される(胆のう胆汁)。胆のうに入らなかった分はそのまま総胆管に流入し、十二指腸に排出される。 十二指腸ゾンデを用いて25%硫酸マグネシウムによる刺激試験を行う場合、刺激前に採取されるのは総胆管に入っている肝胆汁(胆管胆汁:A胆汁)で、A胆汁の排出を確認後、25%硫酸マグネシウムを注入すると胆のう胆汁(B胆汁)が排出される。B胆汁が排出された後、続いて肝胆汁(胆管胆汁:C胆汁)が排出される。 胆汁中の沈渣は採取後、速やかに遠心分離して実施されるが、沈渣に胆砂がみられるときは胆石症が疑われる。成分としてビリルビンカルシウムやコレステロールがみられる場合が多い。 |
| 前画面に戻る |
| 検査項目検索TOPへ戻る |
Copyright© BML,INC All Rights Reserved.