検査項目名称 | パルボウイルスB19DNA定量 /PCR |
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コード | 06946 |
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統一コード | 5F011-1441-023-862 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 汚染の影響を受けやすい検査方法のため、核酸増幅法以外の検査項目との共用を避けてください。報告形式:100未満、10の2乗~10の10乗(9段階)、10の11乗以上の場合は別紙報告 |
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所要日数 | 7~14 |
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検査方法 | リアルタイムPCR法 |
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基準値 | 100未満 コピー/mL |
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実施料 / 判断料 |
高値 | ■伝染性紅斑 ■胎児性水腫 |
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低値 | |
解説 | パルボウイルスB19 は幼小児に見られる伝染性紅斑の原因ウイルスですが、溶血性貧血患者ではaplastic crisis を、妊婦では胎児性水腫を起こすことがあります。健常成人にも感染することがありますが、その場合には伝染性紅斑を示すことは少なく、風邪様症状の他に、多発性関節炎などが多く認められます。感染の約1週間後に軽度のウイルス血症が起こり、7~10日間続きますが、この間に血液、鼻汁、咽頭拭い液などからウイルスDNA が検出されます。IgM 抗体は、感染後約2週間で高値を示します。遺伝子増幅を行なうPCR 法はIgG 抗体が陽性化し、次いでIgM 抗体が消失するまでの期間で広くウイルスDNA を検出することができます。DNA が検出されますと、免疫系に異常がない限り、最近の感染であると判断されます。しかし、強度に遺伝子増幅された定性的PCR 検査では、血液中にわずか数コピーのウイルスの存在までも捕らえてしまい、中には感染後半年経過してもなお陽性と判定される例もありますので、その臨床的な解釈には注意が必要です。感染時期を的確に推定するためには、経時的に血中ウイルス量の変化を追うことができると好都合です。通常は、病日とともにウイルス量は減少していきますが、逆に免疫不全状態では、量的に増加することもあり、微量になっても消失するとは限りません。本リアルタイムPCR によるウイルスDNA の定量検査と、IgM /IgG 抗体検査を組み合わせて診断することで、より確実な病態把握が可能となります。 本法は検体からDNAを抽出し、リアルタイムPCR 法により、B19ウイルスDNA の定量的検出を行ないます。定量結果は、血清1ml当たりのコピー数で表記します。基準値は(-)とし、これは1×10の2乗コピー/ml 未満を意味します。定量範囲は1×10の2乗~1×10の10乗コピー/ml までの10倍段階列となり、それより高値は1×10の11乗 以上と表します。 |
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