検査項目名称 | HDV-RNA定性 (D型肝炎ウイルスRNA定性) |
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コード | 02888 |
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統一コード | 5F365-1450-023-866 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
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所要日数 | 7~14 |
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検査方法 | RT-PCR法 |
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基準値 | (-) |
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実施料 / 判断料 |
高値 | ■D型肝炎 |
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低値 | |
解説 | デルタ肝炎ウイルス(HDV)は、HCVの発見以前よりHBVのサテライトウイルスとして知られていた。表面はHBVのエンベロープ成分によって覆われており、内部にデルタ抗原と、遺伝子RNAを持つ。ウイルスRNAは、約1.7Kbと極めて短い一本鎖環状RNAである。HDVの感染は血液を介して行われる。HDV感染は、HBVのヘルパー作用なしに成立せず、その感染様式にはHBVとの同時感染と、HBV持続感染患者への重感染がある。同時感染では、HDVがHBVにレスキューされて両者が増殖する。この場合には90%以上が、一過性の感染となり持続感染となるのは僅かといわれている。重感染では、HBVがすでに存在していることから、速やかにHDVが増殖し、潜伏期間は同時感染よりも短くなる傾向にある。また、その70~90%が持続感染となって慢性D型肝炎を引き起こし、一過性に終る可能性はまれである。 |
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