検査項目名称 | PR3-ANCA/FEIA (細胞質性抗好中球細胞質抗体価) (C-ANCA) |
|||
---|---|---|---|---|
コード | 05702 |
|||
統一コード | 5G551-0000-023-023 |
|||
検体必要量(mL)容器 / 保存 |
|
|||
採取条件・提出条件 / 備考 | (判定基準) (-):2.0未満 (±):2.0以上~3.0以下 (+):3.0を超える |
|||
所要日数 | 2~3 |
|||
検査方法 | FEIA法 |
|||
基準値 | 2.0未満 IU/mL |
|||
実施料 / 判断料 | 252 判免 |
高値 | ■ウェジナー肉芽腫症 ■ANCA関連血管炎 |
---|---|
低値 | |
解説 | 抗好中球細胞質抗体(ANCA)は、好中球を用いた間接蛍光抗体法により、細胞質がびまん性顆粒状に染まるものをC-ANCA(cytoplasmic-ANCA)、核周囲が染まるものをP-ANCA(perinuclear-ANCA)と呼んできた。 その後、対応抗原の解析がすすめられた結果、C-ANCAの主要な対応抗原は好中球アズール顆粒中のプロテイナーゼ-3(PR3)で、P-ANCAの主要な対応抗原は好中球アズール顆粒中のミエロペルオキシダーゼ(MPO)であることが判明した。このため、C-ANCAはPR3-ANCA、P-ANCAはMPO-ANCAと呼ばれるようになった。 本検査(FEIA法)では、抗原として精製PR3蛋白を用いて血中のIgGクラスのPR3-ANCAを測定するものである。 PR3-ANCAはウェジナー(Wegener)肉芽腫症の80~90%に検出され、活動性を反映しており再燃の予測にも有用である。ウェジナー(Wegener)肉芽腫症は全身の血管炎、鼻と肺の肉芽腫、壊死性半月体糸球体腎炎を認める疾患で、血管炎を中心にみた場合はANCA関連血管炎に含まれる。 |
| 前画面に戻る |
| 検査項目検索TOPへ戻る |
Copyright© BML,INC All Rights Reserved.