検査項目名称 | 抗Scl-70抗体定量 | |||
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コード | 01743 |
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統一コード | 5G085-0000-023-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | (判定基準) (-):7.0未満 (±):7.0以上~10.0以下 (+):10.0を超える |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | FEIA法 |
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基準値 | 7.0未満 U/mL |
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実施料 / 判断料 | 157 判免 |
高値 | ■強皮症 ■オーバーラップ症候群 |
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低値 | |
解説 | 細胞抽出して得られる可溶性核抗原(extractable nuclear antigens;ENA)には、非ヒストン核蛋白が多く含まれ、これらの核抗原に対する自己抗体と自己免疫疾患との関連が明らかにされてきた。 抗Scl-70抗体の名称は、Sclは強皮症(Scleroderma)、70は分子量(70kD)に由来する。すなわち抗Scl-70抗体は分子量70kDの非ヒストン核蛋白を認識する抗体で、強皮症の疾患標識抗体とされる。 対応抗原はクロマチンと結合した酵素(トポイソメラーゼⅠ)であり、本抗体は抗トポイソメラーゼⅠ抗体と同一である。 抗Scl-70抗体は強皮症の20~35%に検出(主にびまん型で検出され、とくに皮膚硬化や肺線維症の進行例に陽性となる傾向が強い)されるが、それ以外の膠原病で陽性になることはきわめてまれである。また限局型の強皮症のときも陰性である。これに対して抗セントロメア抗体は限局型の強皮症であるクレスト症候群で陽性率が高い。 本検査(EIA法)では、抗原として非特異反応を低減するバキュロウイルス・昆虫発現系リコンビナント抗原を用いている。 |
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