検査項目名称 | カルシウム(Ca) | |||
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コード | 00104 |
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統一コード | 3H030-0000-004-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | トルエン等の防腐剤を入れずに24時間蓄尿し、全尿量を記録して必要量を提出。 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | 比色法(アルセナゾⅢ法) |
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基準値 | 0.10~0.30 g/day |
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実施料 / 判断料 | 11 判生Ⅰ ※ |
高値 | ■原発性副甲状腺機能亢進症 ■Vitamin D中毒 |
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低値 | ■原発性副甲状腺機能低下症 ■SLE ■ネフローゼ症候群 ■慢性腎不全 ■Vitamin D欠乏 ■リウマチ熱 ■急性感染症 ■慢性感染症 |
解説 | 血清カルシウムの働きはNa・Kとの拮抗作用、浸透圧の調節、筋肉や神経の興奮度の調節、血液凝固や酵素活性の賦活化等があげられる。生体内のカルシウムは99%が骨、歯などの硬組織に貯蔵されており、ヒドロキシアパタイト Ca5(PO4)3(OH) の形で存在する。カルシウムの代謝は、副甲状腺ホルモン、カルシトニン、ビタミンDの3つのホルモンにより、腸からの吸収、腎からの排泄、骨吸収、骨形成の間で無機リンと拮抗的にそのバランスが調節されている。 アルブミンの減少で、見かけ上の低Ca血症をきたすことが少なくない。これは、血清Caの約50%はイオン化Ca(Ca2+)で(「イオン化カルシウム」参照)、残り約40%はアルブミンと結合し、そして残り約10%が無機リンやクエン酸との複合体となって存在しているからである。 低カルシウム血症、高カルシウム血症の病態を診断する場合は、血清、尿中カルシウムとともに無機リン濃度も測定し、カルシウム代謝系を総合的に評価する。 |
※カルシウムとイオン化カルシウムを同時に測定した場合には、いずれか一方についてのみ所定点数を算定する。
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