検査項目名称 | サイロキシン (T4) |
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コード | 07236 |
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統一コード | 4B030-0000-023-053 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ビオチンを投与している患者(1日の投与量5mg以上)からの採血は、投与後、少なくとも8時間以上経過してから実施してください。 |
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所要日数 | 1~3 |
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検査方法 | ECLIA法 |
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基準値 | 6.1~12.4 μg/dL |
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実施料 / 判断料 | 105 判生Ⅱ |
高値 | ■甲状腺機能亢進症(バセドウ病、プランマー病) ■無痛性甲状腺炎 ■亜急性甲状腺炎(急性期) ■TSH産生下垂体腺腫 ■TBG増多症 |
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低値 | ■原発性甲状腺機能低下症(粘液水腫、クレチン病) ■二次性(下垂体性)甲状腺機能低下症 ■慢性甲状腺炎(橋本病) ■TBG減少症 |
解説 | 甲状腺で産生されるホルモンにはサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種類がある。血中ではT4、T3ともに99%以上(T4は約99.97%)がサイロキシン結合グロブリン(TBG)、アルブミンなどと結合して不活性型となっており、0.5%にも満たない遊離型がホルモン活性を発揮する。 体内での必要に応じ、T3、T4が結合蛋白から離れて遊離T4(FT4)や遊離T3(FT3)になるが、末梢組織においてはT4がT3に変換されることも知られており、T4はT3の前駆体ホルモン(プロホルモン)と考えられている。 T4、T3はTBGと結合しているので、妊娠や経口避妊薬投与などでTBGが増量しているときは、甲状腺機能が正常であってもT4、T3は増加している(FT4、FT3は正常)。 甲状腺疾患の診断にはTSHと活性型ホルモンであるFT4(またはFT3)の測定が重要とされ、T4、T3は現在、第一選択の検査とはされていない。 |
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