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内分泌学

検査項目名称
トリヨードサイロニン
(T3)
コード 06731
統一コード 4B010-0000-023-053
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.5
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 ビオチンを投与している患者(1日の投与量5mg以上)からの採血は、投与後、少なくとも8時間以上経過してから実施してください。
所要日数 1~3
検査方法 ECLIA法
基準値 80~160
ng/dL
実施料 / 判断料 99 判生Ⅱ

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コンペンジウム

高値 ■甲状腺機能亢進症(バセドウ病、プランマー病) ■無痛性甲状腺炎 ■亜急性甲状腺炎(急性期) ■TSH産生下垂体腺腫 ■TBG増多症
低値 ■原発性甲状腺機能低下症(粘液水腫、クレチン病) ■二次性(下垂体性)甲状腺機能低下症 ■慢性甲状腺炎(橋本病) ■TBG減少症
解説 甲状腺で産生されるホルモンにはサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種類がある。血中ではT4、T3ともに99%以上(T3は約99.7%)がサイロキシン結合グロブリン(TBG)、アルブミンなどと結合して不活性型となっており、0.5%にも満たない遊離型がホルモン活性を発揮する。
体内での必要に応じ、T3、T4が結合蛋白から離れて遊離T4(FT4)や遊離T3(FT3)になるが、末梢組織においてはT4がT3に変換されることも知られており、T4はT3の前駆体ホルモン(プロホルモン)と考えられている。
T4、T3はTBGと結合しているので、妊娠や経口避妊薬投与などでTBGが増量しているときは、甲状腺機能が正常であってもT4、T3は増加している(FT4、FT3は正常)。T3の結合親和性はT4よりも低い。
甲状腺疾患の診断にはTSHと活性型ホルモンであるFT4(またはFT3)の測定が重要とされ、T4、T3は現在、第一選択の検査とはされていない。

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