検査項目名称 | 第ⅩⅢ因子凝固活性 (F13) |
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コード | 03416 |
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統一コード | 2B440-0000-022-315 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 他の凝固因子活性項目との共用は不可 ◆ |
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所要日数 | 2~5 |
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検査方法 | 合成基質法 |
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基準値 | 70~140 % |
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実施料 / 判断料 | 223 判血 |
高値 | |
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低値 | ■先天性第XⅢ因子欠乏症 ■第XⅢ因子インヒビター ■重症肝障害 ■DIC ■悪性腫瘍 ■白血病 |
解説 | 第XⅢ因子はトランスグルタミナーゼという酵素である。活性型第XⅢ因子はグルタミンとリジン間の架橋結合を触媒し、フィブリン分子の間で共有結合による架橋を形成することによって強固なフィブリン塊をつくり、止血および創傷治癒に働く。フィブリン安定化因子とも呼ばれ、凝固機序の最終段階に作用する凝固因子である。 本項目は第XⅢ因子活性による架橋反応の際にグルタミル基質から放出されるアンモニア量を測定することで第XⅢ因子活性を求める。 第XⅢ因子欠乏症は、常染色体劣性の遺伝形式をとるまれな先天性第XⅢ因子欠乏症および後天性第XⅢ因子欠乏症からなる。後天性欠乏症には、DICや肝硬変などの消費亢進や産生低下による場合と第XⅢ因子に対する自己抗体(インヒビター)の出現による場合とがある。インヒビターが原因の欠乏症では、抗原量(弊社コード3043)は正常であるが、本活性が低下する。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
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