検査項目名称 | プロテインC抗原 | |||
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コード | 07491 |
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統一コード | 2B700-0000-022-062 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | ラテックス凝集法 |
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基準値 | 70~150 % |
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実施料 / 判断料 | 226 判血 |
高値 | |
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低値 | ■先天性PC欠損症 ■ビタミン.K欠損症、抗ビタミンK剤服用時 ■肝疾患 ■DIC |
解説 | 生理的に重要な凝固抑制因子には、アンチトロンビン(AT)と、プロテインC(PC)が知られている。PCは肝臓で生成される蛋白質(セリンプロテアーゼという酵素の前駆体で、ビタミンK依存性蛋白の一種)で、凝固第Ⅴ、第Ⅷ因子を限定分解することで凝固作用を抑制している。 なお、活性化されたプロテインCが作用部位に濃縮集合していくために必要な因子がプロテインS(PS)と呼ばれている蛋白質であり、実際PSの欠損症でも、PC欠損症と類似の症状がみられる。 先天性PC欠損症は、常染色体優性の遺伝形式をとり、発症頻度は0.13%と推定され、静脈血栓塞栓症患者の約10%近くでPS欠損症が確認される。 先天性PC欠損症は、本抗原量と活性(弊社コード3047)によって、Ⅰ型の産生異常とⅡ型の分子異常に分類され、多くはⅠ型のヘテロ接合体(染色体2本のうち1本が異常)である。Ⅰ型はPC活性、抗原量ともに低下し、Ⅱ型はPC活性は低下するが、抗原量は正常(またはほぼ正常)であることで鑑別が可能である。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
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