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免疫学

検査項目名称 小麦
(CAPアレルゲン)
略号:f4
コード 04644
統一コード 5A100-2404-023-023
検体必要量(mL)容器 / 保存
1種につき 血清 0.3
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 アレルゲンの項目一覧表は補足情報をご参照ください。2項目以上の依頼をする場合に、1回のアッセイ量の目安とする計算式は0.2mL+(0.040mL×項目数)です。なお、この量には再検分は含みません。
所要日数 2~3
検査方法 FEIA法
基準値 0.34以下
UA/mL
実施料 / 判断料 1種110
1430まで 判免

容器画像

コンペンジウム

高値 ■食物アレルギー ■アナフィラキシーショック ■食物依存性運動誘発アナフィラキシー ■気管支喘息 ■じんま疹 ■アトピー性皮膚炎 
低値
解説 CAPシングルアレルゲン検査は、アレルゲンを個別に結合させたスポンジ状セルロース誘導体を用いて、反応するアレルゲン特異的Ig-Eを測定する検査である。
小麦はイネ科コムギ属の植物で、穀物として用いる他、各種加工食品に添加されたり酒の原料などとしても使用される。小麦は食物アレルギーの原因の一つとなるため、小麦に対する特異的IgーEの有無を知ることは、原因の鑑別、アレルギー疾患治療や発症回避などに有効と考えられる。
グルテン、ω-5グリアジンなどの単一成分についてもアレルゲン検索が可能であり、摂取時の参考になる。
小児食物アレルギーの主要原因アレルゲンは、卵白、ミルク、小麦、大豆であるが、成長と共に陽性率は低下傾向となり、エビ、カニ、魚介類などの頻度が増加してくる。じんま疹、喘息、胃腸アレルギーのほかアナフィラキシーショックを起こすこともある。
また、近年、食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis;FDEIA)という、食物アレルゲン摂取と運動とが重なったときに重篤な症状をきたす病態が示され、起因アレルゲンとしての頻度は小麦が多く、ω-5グリアジンの陽性率が高いことが報告されている。

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