検査項目名称 | マスタード (CAPアレルゲン) 略号:f89 |
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コード | 05189 |
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統一コード | 5A100-2449-023-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | アレルゲンの項目一覧表は補足情報をご参照ください。2項目以上の依頼をする場合に、1回のアッセイ量の目安とする計算式は0.2mL+(0.040mL×項目数)です。なお、この量には再検分は含みません。 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | FEIA法 |
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基準値 | 0.34以下 UA/mL |
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実施料 / 判断料 | 1種110 1430まで 判免 |
高値 | ■食物アレルギー ■アナフィラキシーショック ■食物依存性運動誘発アナフィラキシー ■気管支喘息 ■じんま疹 ■アトピー性皮膚炎 |
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低値 | |
解説 | CAPシングルアレルゲン検査は、アレルゲンを個別に結合させたスポンジ状セルロース誘導体を用いて、反応するアレルゲン特異的Ig-Eを測定する検査である。 マスタードはアブラナ科の植物でセイヨウカラシナとも呼ばれ、主に種子を加工して香辛料に利用する。同じ属の中で黒マスタード、白マスタード、茶マスタードなどがあるが、これらのマスタード成分が食物アレルギーの原因の一つとなるため、マスタードに対する特異的IgーEの有無を知ることは、原因の鑑別、アレルギー疾患治療や発症回避などに有効と考えられる。 他のアブラナ科食物との交差反応性にも注意する必要がある。 小児食物アレルギーの主要原因アレルゲンは、卵白、ミルク、小麦、大豆であるが、成長と共に陽性率は低下傾向となり、エビ、カニ、魚介類などの頻度が増加してくる。じんま疹、喘息、胃腸アレルギーのほかアナフィラキシーショックを起こすこともある。 果物や野菜の摂取によって口腔粘膜にアレルギー症状を示す例が古くから知られており、口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome;OAS)と呼ばれる。OASの多くは花粉症を持ち、花粉症に伴うOASはPFSまたはPFAS(pollen-food allergy syndrome)と呼ばれる。口腔局所からアナフィラキシーなどの全身性に発展する可能性があり、注意を要する。マスタードはOAS,PFSの原因食物の一つで、カバノキ科花粉などとの交差反応性があるとされる。 |
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