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免疫学

検査項目名称 グレープフルーツ
(CAPアレルゲン)
略号:f209
コード 05299
統一コード 5A100-2462-023-023
検体必要量(mL)容器 / 保存
1種につき 血清 0.3
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 アレルゲンの項目一覧表は補足情報をご参照ください。2項目以上の依頼をする場合に、1回のアッセイ量の目安とする計算式は0.2mL+(0.040mL×項目数)です。なお、この量には再検分は含みません。
所要日数 2~3
検査方法 FEIA法
基準値 0.34以下
UA/mL
実施料 / 判断料 1種110
1430まで 判免

容器画像

コンペンジウム

高値 ■食物アレルギー ■アナフィラキシーショック ■食物依存性運動誘発アナフィラキシー ■気管支喘息 ■じんま疹 ■アトピー性皮膚炎 
低値
解説 CAPシングルアレルゲン検査は、アレルゲンを個別に結合させたスポンジ状セルロース誘導体を用いて、反応するアレルゲン特異的Ig-Eを測定する検査である。
グレープフルーツはミカン科ミカン属の柑橘類で、果実を食用にしたりジュースとして利用される。グレープフルーツに対する特異的IgーEの有無を知ることは、原因の鑑別、アレルギー疾患治療や発症回避などに有効と考えられる。
小児食物アレルギーの主要原因アレルゲンは、卵白、ミルク、小麦、大豆であるが、成長と共に陽性率は低下傾向となり、エビ、カニ、魚介類などの頻度が増加してくる。じんま疹、喘息、胃腸アレルギーのほかアナフィラキシーショックを起こすこともある。
果物や野菜の摂取によって口腔粘膜にアレルギー症状を示す例が古くから知られており、口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome;OAS)と呼ばれる。グレープフルーツはOASの原因食物の一つであるされる。
近年、ラテックスと交差反応性を示すフルーツアレルゲンによって、口腔の違和感や腫脹、じんま疹、鼻炎、下痢などのアレルギー症状を示すことが報告され、ラテックス-フルーツ症候群と呼ばれる。グレープフルーツも対象フルーツの一つとして報告されている。

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