検査項目名称 | 好酸球数 | |||
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コード | 00310 |
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統一コード | 2A090-0000-019-301 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 完全溶血もしくは影響が大きい場合には検査不能となります。血球凝固は測定データに影響を及ぼすため検査不能となります。採血後速やかにご提出ください。 |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | 半導体レーザーによるフローサイトメトリー法 又は鏡検法 |
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基準値 | 70~450 /μL |
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実施料 / 判断料 | 17 判血 ※ |
高値 | ■寄生虫病 ■アレルギー性疾患(薬剤アレルギーを含む) ■各種皮膚疾患 ■急性感染症の治癒期 ■骨髄増殖性疾患 ■悪性腫瘍 ■好酸球増加症候群 |
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低値 | ■重症感染症(とくに腸チフス)の初期 ■急性中毒症 ■尿毒症 ■内分泌性疾患(クッシング病) ■ストレス |
解説 | 白血球はリンパ球、単球、顆粒球に大きく分けられるが、顆粒球はさらに顆粒の性質によって好中球、好酸球、好塩基球に分けられる。好酸球は、骨髄で造血幹細胞から分化、成熟して産生される。好酸球および好塩基球は弱いながらも好中球と同様に貪食能、殺菌能を有している。一方、好酸球は種々の刺激により活性化され、細胞内顆粒の遊離や化学伝達物質の産生などを介して細胞傷害性にも作用する。 好酸球の増加は、反応性の増加と腫瘍性増殖があり、頻度が高いのは前者中のアレルギー性疾患にともなう好酸球増加である。一方、アレルギー疾患や寄生虫症など好酸球増加をきたす原因がなく骨髄での好酸球増殖にともなってしばしば臓器浸潤をきたす好酸球増加症候群(HES)は長らく原因不明とされてきた。近年、その一部は原因遺伝子(FIP1L1-αPDGFR)が明らかとなり、WHO分類で慢性好酸球性白血病(CEL)に分類されている。 |
※好酸球数、末梢血液像(自動機械法又は鏡検法) 同一検体について、好酸球数及び末梢血液像(自動機械法又は鏡検法)を行った場合は、主たる検査の所定点数のみを算定する。
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