検査項目名称 | 蛋白定量 | |||
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コード | 00052 |
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統一コード | 1A015-0000-004-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 24時間蓄尿し、全尿量を記録して必要量を提出。塩酸及びトルエン等の防腐剤は使用不可。 |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | 比色法(ピロガロールレッド法) |
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基準値 | 21~120 mg/day |
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実施料 / 判断料 | 7 判尿 |
高値 | ■生理的蛋白尿(起立性、運動性) ■腎前性蛋白尿(熱性疾患、ショック時、ヘモグロビン尿、ベンスジョーンズ蛋白尿) ■腎性蛋白尿(1)糸球体性蛋白尿(糸球体腎炎、腎不全、ネフローゼ症候群、腎硬化症、腎盂腎炎、IgA腎症)(2)尿細管性蛋白尿(糖尿病、アミロイドーシス、膠原病、妊娠中毒、重金属中毒など) ■腎後性蛋白尿(尿路下部疾患) |
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低値 | |
解説 | 尿蛋白の約半分は血漿蛋白由来であり、残りの約半分が尿細管に由来する。尿細管の再吸収能を超えて血漿蛋白が増加した場合には尿中に蛋白が排泄され(オーバーフロー型蛋白尿)、一方尿細管の再吸収の障害によっても尿中へ排泄される(尿細管性蛋白尿)。また糸球体に障害が生じた場合には、アルブミンなど通常排泄されない分子量6万以上の蛋白が漏れ出ることになる(糸球体性蛋白尿)。 定性検査(試験紙法)はアルブミンへの特異性を高めているため、尿細管性蛋白尿や腎障害がなくても多発性骨髄腫の時に出現するBence Jones蛋白などのオーバーフロー型蛋白尿は検出にくく、定量検査が必要となる。ただし、種々の蛋白を検出しやすいピロガロールレッド法に代表される色素法でもBence Jones蛋白や低分子蛋白に対する反応性は十分ではない。腎障害診断のための尿蛋白定量では、一日蓄尿による測定が望ましいが、蓄尿が無理な場合には尿中クレアチニンによる補正を行う。慢性腎臓病(CKD)診療ガイド2012では、0.15未満を正常、0.15~0.49を軽度、0.50以上を高度蛋白尿(単位はそれぞれg/gクレアチニン:g/gCr)とし、軽度以上を陽性と判定する。 |
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