アレルギーTopics(アレルギーひと口メモ)

w1ぶたくさ
全国の荒れ地に広く分布するキク科の一年草で、アレルギー性鼻炎/結膜炎の主要な原因抗原となります。高さが約1mに成長し、花粉の飛散時期は8〜10月頃です。
アレルギーは加齢に伴ない症状や起因アレルゲンの傾向が変ると言われています。
BMLでの年間200万件以上のアレルギー検査の依頼集計データから、ぶたくさにおける1999年の年齢別陽性率を見ると12〜14歳がピーク(16.5%)で、学童から40歳まで広い年齢層で陽性率が10%を越えています。

ぶたくさ年齢別陽性率

i8ガ
ガの鱗粉や鱗毛が微粒子として大気中に浮遊し、吸入により気管支喘息やアレルギー性鼻炎を引起こします。これら微粒子の多い時期は5月〜7月と10月〜11月で、特に秋はブタクサ花粉より多いと言われています。
当社での年間200万件以上のアレルギー検査の依頼集計データから、ガにおける1999年の年齢別陽性率を見ると18〜20歳をピーク(39.2%)に、3歳から15%を越え、9歳〜50歳で25%以上と非常に高い陽性率を示しました。季節性のアレルゲンに対する感作を知ることは、これらのアレルゲンの除去・回避だけでなく大気中のアレルゲン量が増加する時期に治療を強化するためにも有用な情報となります。

ガ年齢別陽性率

d1ヤケヒョウヒダニとd2コナヒョウヒダニ
ヒトや動物のフケ等をエサとするチリダニで、この2種のダニの地球上の分布に大きな相違はありませんが、相対的な出現頻度は異なります。例えば、d1はヨーロッパ中心に優先権が、d2は北アメリカが中心となり、日本では両種ともよく見られます。チリダニは通年性の喘息、鼻炎、結膜炎の原因物質で、死骸や排泄物もアレルゲン活性が強いため、殺すのではなく除去する事が重要です。
当社での年間200万件以上のアレルギー検査の依頼集計データから、d1、d2における1999年の年齢別陽性率を見ると両種に大きな違いは見受けられず、3歳〜30歳で50%を越え、特に10代は70%を越える高い陽性率を示しています。

ダニ年齢別陽性率

t17すぎ
常緑の針葉樹で北海道の大部分と沖縄を除いて、全国的に広く分布し、花粉は2月〜4月頃に飛散します。現在、人口の10〜20%がすぎ花粉症といわれ、アレルギー性鼻炎・結膜炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など様々なアレルギー症状を引起こしたり、増悪させます。2001年は関西、九州で飛散量が多いと予想されています。
当社での年間200万件以上のアレルギー検査の依頼集計データから、すぎにおける1999年の年齢別陽性率を見ると18〜20歳でピーク(62.8%)を示し、9〜50歳の幅広い年齢層で50%を越えています。最近、低年齢化が言われているように、3〜5歳でも30%以上の高い陽性率を示しています。

すぎ年齢別陽性率

t2はんのき(属)
はんのきは全国の低山帯、平野部に自生する落葉樹で、関西では街路樹としてよく見られます。花粉の飛散時期は1〜5月と長く、すぎやヒノキの花粉時期と重複する為、その花粉症は見逃されがちです。近縁の植物にやまはんのき、ヤシャブシがあり、はんのき花粉喘息やヤシャブシ花粉症が報告されています。
当社での年間200万件以上のアレルギー検査の依頼集計データから、はんのきにおける1999年〜2000年の2年間での年齢別陽性率を見ますと15〜20歳をピーク(17%)に、9〜50歳で12%以上の陽性率を示しました。春の花粉症で原因物質がすぎ、ヒノキ科でない場合、はんのき花粉症の疑いがあります。

はんのき(属)年齢別陽性率

t3しらかんば(属)
亜寒帯に分布する落葉樹で、北海道および本州では中部以北の高原に生育し、花は4月頃に開花します。北海道では代表的な春の花粉症で、イネ科、キク科のヨモギ属の花粉症に次いで多いと言われています。
当社での年間200万件以上のアレルギー検査の依頼集計データから、しらかんばにおける1999年〜2000年の2年間での年齢別陽性率を見ると21〜30歳をピーク(27.1%)に、6〜50歳で15%以上の高い陽性率を示しました。特定の地域における春の花粉症にしらかんばが関与している可能性がありますのでご注意下さい。

しらかんば(属)年齢別陽性率